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最期の姿…


皆さんが1度は食べた事があるであろうトウモロコシ。
収穫時期により極早生、早生、中生、晩生に分類され、青々と背丈よりも大きくなった姿は良く見ると思います。
早く摘み取ればヤングコーン、トウモロコシは成長し切った状態で食される物です。

ここで収穫されれば終わりとはいきません。
この子達の最期の姿は普段見かけないと思いますので興味がありましたら最後までお付き合い下さい。

収穫終わりのトウモロコシは自然に枯れますがここからが厄介です。
単子葉類の代表であるトウモロコシは維管束が至る所に巡り巡っているため、とても固いです。
放置しておいても幹倒れはしません。

そこで草刈り機を使い4~5分割に切り刻みます。

その後、耕します。

1回目はすぐに。

2回目は分解が始まる頃に。

約1ヶ月間かけて3回打ち込みます。
そして土壌微生物により大地の恵みとなり繊維質となったこの子達は良い土になるように一役担い最期を迎えます

生産者としてここで思うのは昨今、温暖化の原因である温室効果ガス排出は良くないと電動化に世間は向いてます。
果たして、これは正しい方向でしょうか。
物を作るまでが製造ではありません。
最終処分方法も考えそれが本当に正しい事なのか、目先の利益だけに囚われてないか。
便利になる反面、後世に大きな課題を無責任に残しておいていいのか。
環境の事は人任せではなく、一人一人の考え方を改めなければいけない時代ではないでしょうか。
今一度見渡してみて下さい。
それは本当に必要な物ですか?
地球に生かされている事を忘れず、豊かな自然を守るため、出来ることは身近にあると思います。