あおい調剤ニュース

お薬出前講座【コロナワクチンについて】を開催しました

2021.05.12

5月に入り静岡県では寒暖差が大きい日が続いているかと思います。

皆様のお住まいのところはどうでしょうか?体調を崩しやすい時期なのでお気を付けください。

さて、連日新型コロナウイルスに関する報道がなされています。先日4月21日にワクチンに関して理解を深めていただこうと、それをテーマにしたお薬出前講座を開催しました。

そもそもワクチンとは疑似的な感染を起こし、安全な状態で免疫を作り発症や重症化を防ぐものです。免疫を獲得するまでには1週間程度要すると言われています。十分な免疫を獲得するために複数回の接種が必要なものもあります。

(既に使用されているファイザー社のコミナティは3週間の間隔で2回接種が必要です。)

新型コロナに対するワクチンは従来のワクチンの作りとは根本的に違います。

種類としては

◆mRNA(ファイザー・モデルナ社)◆アデノウイルス・ベクターワクチン(アストラゼネカ社)

の2種類があります。

mRNAワクチンもアデノウイルスベクターワクチンもスパイクタンパク質(ウイルスが宿主に付着、侵入するための「手」のような突起)の設計図をワクチンとして投与します。設計図からウイルスのスパイクタンパク質が生成されると、免疫細胞は異物であるスパイクタンパク質の情報から新型コロナウイルスに対抗するための武器として中和抗体を準備します。これにより、新型コロナウイルスに対して免疫を獲得することができます。

インフルエンザワクチンが予防効果50%とされているのに対し95%を超える予防効果があるとされています。

副作用としては接種部位の痛みや、頭痛、発熱などが報告されています。危険な副反応であるアナフィラキシーショックは、4月の時点で2万6800回に1件程度の報告となっています。

 コロナワクチンは少なからず副反応が出ることがありますが、予防効果は高くそれを上回るメリットがあると言われています。

ワクチンを早く適切に接種し全体として集団免疫を獲得していくことが重要と考えられますが

それまでは様々な感染予防対策を行い蔓延を抑えることが必要です。

 

あおい調剤グループでは、来局の際に少しでも安心して頂けるよう

飛沫防止措置、定期的な換気やアルコールでの清拭など感染対策を行っております。

1日でも早く事態が終息する事を願います。

あおい薬局初生店